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頚部の解剖学的事項および前胸部の解剖学的事項を知っておくことは比較的重要なことです。　　尚 ここで得たリンパ流の知識をご自分の健康管理に役立てることは重要ですが、頚への乳房近傍リンパからのリンパ流がゼロであるとは記載できません。
本内容をご理解の上直接の主治医とご相談ください。　右に詳細予定（未）

参考引用文献：局所解剖学アトラス　所属リンパの本　癌取り扱い規約など
詳

細

未

■前胸部から頚部に至るリンパ　　〜しこりとリンパの理解〜　■

■　リンパとは？　しこりとは？　■
  • リンパ
      簡単に説明します。よく【しこり】と混同されてしまいますが、人間にはリンパの流れというものがあり、
      これが体表から深部に至る経路にて、何処かで節（結節状）になっている部分があります。
      これがいわゆるリンパ節と言うものです。
  • しこり
      これは一般的や東洋医学にてよく用いられる用語です。筋肉や腱がしこってるとか【凝りの別名】として
      用いられる用語でしょう。もちろん腫瘤もリンパが腫れるのも一般的には（しこり）と言うと思います。
      そういえば心も「しこっているものがあれば」見えなくても、こころのシコリと言いませんか？
主治医受診時に：東洋医学でいうところの頚のしこり（現代のストレス社会の肩こり） と混同しないようにしましょう

■　側頚部周囲解剖学的図とリンパの説明です。　Platzer局所解剖より引用　■

neck
頚部：側面
　７乳突リンパ節：胸鎖乳突筋の乳様突起部
　（あまり関係なし）

　９外側浅頚リンパ節【群】（がいそくせんけい）
　　9.10.11広範囲に外頚静脈周囲にある
　　だいたいグリグリが触れるという
　　訴えはここを触る事が多い

頚部：後ろ
　８後頭リンパ節

鎖骨部リンパ（静脈角）鎖骨上下
　は　下図に記載

■■　大胸筋周囲解剖学的図とリンパの説明です。　Platzer局所解剖より引用　■■

chest
１腋窩リンパ節　　重　要

２鎖骨下リンパ節

３胸骨傍リンパ節

４胸筋間リンパ節

５鎖骨上リンパ節

６乳房傍リンパ節
■　所　属　リ　ン　パ　節　名　称　■
部　　位 名　　称 リ　ン　パ　の　説　明 リンパ流出など
頚部：側面 ７乳突リンパ節 胸鎖乳突筋の乳様突起部という その他（あまり関係なし）
９外側浅頚リンパ節（群）
（がいそくせんけい）		 9.10.11広範囲に外頚静脈周囲にある 所謂　頚にグリグリが触れる場所
１１頚静脈肩甲舌骨
　筋リンパ節		 - その他（あまり関係なし）
頚部：後ろ ８後頭リンパ節 - その他（あまり関係なし）
鎖骨部リンパ 鎖骨部（静脈角） - -
鎖骨上下 - -
乳腺所属リンパ １腋窩リンパ節
　（えきか）		 １腋の下のグリグリと俗称されている部分 １へは乳房から直接流れる経路がある
２鎖骨下リンパ節
　（さこつか）		 ２鎖骨（横に走っている骨）の下の部分 ＊２と５から上へは流れにくい
３胸骨傍リンパ節
　（きょうこつぼう）		 ３胸骨（両乳房の間の部分の骨）のまわり ３から５へ流れる経路
４胸筋間リンパ節
　（きょうきんかん）		 ４大・小胸筋（乳房の直下）の筋肉 ４から２を介し５へ流れる
５鎖骨上リンパ節
　（さこつじょう）		 ５鎖骨の中央から頚の付根に向かう ５（ここから静脈へ流入）
６乳房傍リンパ節
　（にゅうぼうぼう）		 ６乳腺組織の直下に（傍ら）にある ６から１経由２を介し５へ
深部リンパ − − −
■■　ま　と　め　■■

  • １：鎖骨を境にして頚部のリンパと前胸部（乳房）のリンパの流れが静脈角部分で合流する。

  • ２：鎖骨より上（頭頚部のリンパ流）は静脈角のトラブルがない限り下に流れる。

  • ３：乳房のリンパ流は主に４系統で　いずれも静脈角（鎖骨の付根）に流れる。

  • ４：１〜３を簡単に表現すれば、乳房からのリンパ流が頚部に行くことは極めて稀である。

  • ５：主治医殿と相談しましょう。心配しすぎは良くありません。Y2K12/4HANAさんＢＢＳ話題を元に吉利作成



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